2013年度版の研究室紹介が完成しました。青山・柿沼研の魅力が満載です。

エンジニアリングの目的は、自然界に存在する資源に付加価値をつけ、製品として人々に提供し、皆さんの生活を豊かに快適にすることにあると言えます。青山藤詞郎・柿沼研究室では、資源から製品をつくりだす、生産システムについて研究をしています。最近のテーマは、環境負荷をすこしでも少なくするための製造技術、超音波を利用した高能率・高精度製造技術、生産システム構成要素の最適設計のためのコンピュータシミュレーション、新機能性材料の開発などの研究に加えて、バイオチップのナノ・マイクロ製造技術やバイオケミカル製造技術など新しいテーマにも意欲的にとりくんでいます。ハードウエアとソフトウエアの両面から、具体的なテーマに取り組んでいます。

最近、久しぶりに音楽会に行き、フルオーケストラの演奏を間近にしてきました。素晴 らしい演奏を聴き、リフレッシュすることができました。ヴァオリン、ヴィオラ、チェロ、トランペット、トロンボーン、フルート、クラリネット、パーカッションなどなど、それぞれの奏者に注目してみますと、とても活き活きとまた最高の音色を奏でようと一生懸命です。特にその技術は、ソロ演奏でよくわかりますが、オーケストラ全体の演奏レベルは、それぞれの奏者の個々の技術と全体としての協調技術の両方に関係しています。

研究も同じです。本来は、個々のテーマに取り組む研究努力と研究能力がとても大切です。大きなプロジェクトや困難を乗り切るには、協調・協力した研究遂行も欠かせません。さらには、研究成果を外に向かって良い音色?で発信をしなければ意味がありません。我が研究室では、両方とも大切にしています。卒業研究を通して、この3つの能力をのばしてみませんか?

意欲ある皆さんの積極的な参加を期待しています。見学はいつでもOKです。気軽に研究室に来て、直接話を聞いてください。いつでもお待ちしています。
受験にしろ、大学の期末試験にしろ、そこには必ず皆が納得する同じ「答え」がありました。これから皆さんが研究することは、まだ誰も解いたことのない問題で、皆さんによって始めて「解」が示されるものばかりです。誰も解いたことがないのですから、理論の推定から、実験の方法、評価の仕方まで全部自分で考えなくてはなりません。

青山・柿沼研では生産工学におけるスマートマテリアルやマイクロ・ナノテクノロジーの研究を通して、「問題を一人で解決するための力」をつけてもらいます。この力を身につけるためには、頭の善し悪しよりも「好奇心」、「何やるのも本気」が大事です。研究も趣味も遊びも本気で楽しむことができる、そんな皆さんと一緒に新しい問題に果敢に挑戦し、まだ誰もしらない「答え」に向かい研究できることを楽しみにしています。

私たちの研究室には遊ぶのが好きな人がたくさん集まっています。だから、研究の合間にソフトボールやサッカーをしたり、休みの日には一緒に旅行に出かけることもあります。しかし、遊んでばかりいても研究室生活は楽しくありません。研究に真剣に打ち込み成果を出してこそ、研究室生活が楽しくなるものです。だから、私たちの研究室は「研究も遊びも本気」。みんなその両者にきちんとメリハリをつけて、充実した毎日を過ごしています。

私たちが行っている研究のほとんどは、企業との産学協同プロジェクトとなっています。研究室というと閉ざされた狭い世界になりがちですが、私たちの研究室は社会に対して開かれた研究室といえます。実際に企業と一緒に研究を進めることで、現実社会にはどういったニーズがあり、それに対して自分の研究がどう貢献しているのかしっかりと理解しながら研究を行うことができます。それが、研究に対する誇りとやりがいにつながっています。

私たちはメンバー全員とても仲が良いです。人とコミュニケーションを取ったり、人と一緒に何かすることが好きな人が多く、一体感のある研究室です。良い意味で理系っぽくない人の集まりといえます。研究でもメンバー同士でアドバイスをし合っている風景をよく見かけます。困ったときは互いに協力し合い、楽しいときは皆で楽しみを共有する。私たちの研究室にはそういった雰囲気が自然とできています。だからこんなに居心地がいいのだと思います。

私たちの研究室は海外との国際交流が盛んで、毎年ヨーロッパの大学と交換留学を行っています。留学生は研究に対して熱心で、その積極性に多くの刺激をもらっています。その中で、世界の優れている点を発見することもあれば、逆に日本の良さを再認識することもあります。これからのグローバル社会で活躍するためには、そういった世界的な視野を持つことが非常に重要です。私たちの研究室には、その手助けとなる環境が揃っているといえるでしょう。

青山(藤)・柿沼研究室は青山(英)・大家研究室とAAKOグループを組み、合同でソフトボールのチームを作っています。理工学部では毎年研究室対抗のソフトボール大会があるのですが、過去には理工学部で優勝、塾長杯でも優勝を果たし、見事二冠を達成しています。研究室メンバーで一丸となってスポーツをするのはとても楽しいことです。皆さんもぜひ仲間に加わりませんか?

4月

「顔合わせコンパ」
学部4年生と研究室メンバー全員で初めての飲み会を開きます。ここで、4年生と研究室メンバーはぐっと仲良くなります。
 

5月 「AAKO合同新歓合宿」
青山・柿沼研究室と青山英樹研究室、大家研究室が合同で新歓合宿を行います。研究室内で親睦を深めるだけでなく、他研究室との交流もできるため、みんな楽しみにしている合宿です。スポーツやゲームなど楽しい企画盛りだくさん!
 
9月 「中間報告合宿」
ここまでの研究成果を発表する合宿です。厳しく審査されるため、発表・準備共に大変ですが、これを乗り切ると大きな達成感を味わえます。全員の発表が終わると夜に打ち上げの飲み会があり、みんな深夜まで楽しくお酒を飲み交わします。
 
12月 「忘年会」
教授宅の豪邸にて忘年会が開かれます。教授の奥様が手料理を振舞ってくれます。毎年とても美味しくてすぐになくなります。食事が終わると、教授宅にあるカラオケシステムでカラオケ大会。教授もノリノリで歌うなど、楽しい忘年会です。
 
2月

「卒論&修論打ち上げ」
学部生は卒論、院生は修論の発表を終え、全員で打ち上げに行きます。みんな大いに盛り上がりますが、翌年に就職をする人は、ずっと一緒に研究を頑張ってきた仲間との最後の飲み会で感慨深いものがあります。
 

通年

「不定期イベント」
月に1回程度の頻度で ソフトボールの試合があります。チーム全員の予定を合わせて行われます。また、土曜日にはOBも参加してサッカーをすることもあります。
その他、ボーリングや花火大会、お祭り、小旅行など、メンバーの思いつきで様々なイベントが開催されます。
「雰囲気の良さ、メンバーの良さ」
実験室にいかつい機械が並んでいてかっこいいところ。研究テーマの自由度と、そのために必要な設備のバランスが取れている研究室だと思います。あとはそれぞれが取り組んでいるテーマに幅があって、他の人の研究の話を聞くのも面白いところです。

「虫が出る」

居室の34棟が古くて、実験室にときどき虫がいるところかなぁ。けどもうすぐお引っ越しらしいです。あとはみんなに(特に柿沼先生に)遊んでるって言っていじられるところです。笑

「すごくやりがいがある」

自分の頭の中のアイデアを具体的に形にできるところ。やってみたいことにいろいろ挑戦できるし、その結果を自分で確かめられるのが楽しい。うちの研究室は特に、自分の手で何かを作るようなテーマが多いので、やりがいがあると思います。あとは学会や見学で、普段見ることができないようなものを見たり人に会えたりするのも楽しみ。

「誕生日」

実験中に先輩がサプライズで誕生日をお祝いしてくれたこと。実験中に薬剤を入れてる冷凍庫を開けたら、アイスクリームが入っていて、ドリルの背景に「HAPPY BIRTHDAY」って印刷された紙が貼られてました。

「生徒想い」

青山先生は風格が漂っていて怖いと思う人もいるかもしれないけど、実はおちゃめな先生。研究室で会うと、離しかけてきてくれるし、よく冗談を言っています。
柿沼先生は見た目通りな爽やかさです。研究熱心で朝から夜まで頑張っておられます。特技はテニス、美容室は小学生の頃からカキモトアームズです。
二人の先生とも、見てないようで常に生徒のことを気にかけてくださってるように感じます。

「やりたいことをやる」

加工を中心に、制御や材料にも取り組んでいます。やる時はやる、遊ぶ時は遊ぶというメリハリのある学校生活をしたい人には合ってる研究室だと思います。幅広く研究を行っているので自分に合った面白いテーマがきっとあると思うので、ぜひぜひ気軽に遊びに来てください。やさしい先輩方が研究のことから人生のことまで色々教えてくれます!!

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「雰囲気の良さ、メンバーの良さ」
やっぱりなんと言ってもうちの研究室の良さは雰囲気がいいところだと思います。すごく居心地もいいし、やるときはやるっていうメリハリのついた雰囲気もいいですね。
また、個人的には時間に対して比較的自由なところも好きです。自分はバドミントンをやっているのですが、そういった趣味も両立して出来るところがいいところだなと思います。例えば、自分の場合だと朝バドミントンを練習して、そのあと研究室に行くということを時々やっています。研究も自分の好きなことも両方頑張りたい!という人にいいんではないでしょうか。

「予定が急に変わるところ」

先生が忙しいので、研究打ち合わせなどの予定が急に変更になるところとかですかね。
まぁでも、それはどこの研究室でも同じだと思うので仕方ないところだとは思うんですけどね。

「幅広く学べる」

3年生の皆さんは、青山研といえば「鉄を削っている」というイメージが強いのではないでしょうか。しかし、実際にはそんなことはなく幅広いテーマを取り扱っています。僕の場合に関しては、加工過程において制御や信号処理を用いて、機械分野と電機分野を統合したあらたなプロセスモニタリングシステムの開発を行っております。僕自身もはじめから加工がやりたくてこの研究室に入ったわけではないけれど、多くのことを勉強できて、とてもためになっているなぁと感じています。

「卒業と中間合宿恒例サッカー大会」

一番印象に残っているのは卒業の時ですね。研究室の雰囲気がいいということをさっき言ったんですが、みんなが卒業するときに、「先生に見てもらえてよかった。」「この先輩と一緒に研究できてよかった。」って言っている人が多かったのが印象に残っています。また、先生も、社会人になっても頑張れよ的な感じで学生たちを送り出していて、先生が学生を大事にしているんだってことを感じました。
後は中間合宿恒例のサッカー大会ですね。レベルはばらばらなのにみんなの心が一つになった気がしました(笑)

「自由に研究をさせてくれる」

僕も3年生の頃は、デザインリテラシーの授業でしか見たことがなくて、怖い先生かなぁという印象がありました。けど、研究室に入ってみると、すごく気さくに話しかけてくれるし、もちろん研究についての相談も快く聞いてくれます。なかでも一番印象的だったのは、研究だけでないってところ。青山先生には研究だけでなく、これから社会に出て行くにあたっての人としての礼儀であったりいろいろなことを教わっている気がします。伝えるのは難しいですが、僕自身は先生の姿からいろいろなことを学ばせてもらっています。

「視野を広く持って研究室選びをしてほしい」

3年生のみなさんはまだ研究室というところがどういうものなのかあまり想像がつかなくて、どう研究室を選べばいいか困っている人も多いと思います。そこで、僕から一つだけ伝えたいことは、視野を広く持って研究室選びをしてほしいなと思います。
具体的に何を研究したいかというのももちろん大事ですが、それだけでなく、誰のもとで研究をしたいのか、研究を通して何を学べるか、いろいろなことを考えた上で研究室を選んでもらいたいなと思ってます。
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「仲の良さとメリハリ」
上下の学年を通して仲が良いということと、いろいろみんなで騒いで盛り上がれること。あと、抜くときとやるときのメリハリの差がしっかりしていることですかね。
「雑用の多さ」
先生の近くにいると雑用が来るところですかね(笑)。
  「社会貢献につながっている」
  結果がそのまま企業との関わり等につながってきて、それを続けていれば社会貢献というか、環境負荷の軽減とかにもつながっていく研究が多いと思います。

「研究成果とドイツ人との交流」

やっぱりいい結果が出たときっていいですよね、気持ちが。それまでぐだぐだ〜って感じで何やってるかよく分からなかったのが、だんだんと関連性が見えてきていいところとか結果が出てくるっていうのはすごく面白いと思います。
研究以外ではドイツ人がすごかったことが印象に残ってますね。ドイツ人の飲みはすごいですね。そういう意味ではどんな人たちとでも仲良くできるというところが魅力的ですよね。

「しっかりヒントを与えてくれる」

まぁ、(中間合宿で)あんなことを言うとは(笑)。(これは内緒です。教授の威厳に関わることなので(笑)。)でもすごく面倒見がいいですよね。しっかり相談に乗ってくれるし、研究に関するフォローもしていただけるし、的確なサポートやアドバイスもちゃんと話しに行けば与えてくれるっていうことで、答えっていうのは与えてくれないけれどもヒントはもらえるから自分で考えるっていう面白さはあると思います。

「自分の可能性を閉ざさないように」

研究に関してじゃなくても、思いがけないところで楽しさっていうのが見出せてくるものです。自分がやりたいことがはっきり決まっている人もそうでない人もいると思いますが、雰囲気から選ぶのもアリだと思うし、内容で選ぶのもアリだと思うし、自分の可能性を閉ざさないようにして研究室を選べると、すごく楽しい研究生活が送れるのではないかと思います。
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「やっぱり人の良さ」
やっぱり人がすごい良いとこですかね、研究室のみんな。単に人が良いっていうと分かりにくいかもしれないんですけど、何かやるときでも、人が良いっていうだけで何も関わりがないとかではなくて、たまにきつい冗談とか言い合いながらも仲良くやれているところがいいですね。食堂に行くときでも一緒に食べに行こうよ、みたいな雰囲気になっているところがすごいいいと思いますね。
「時間に厳しい」
時間には厳しい研究室でしょうね。特に僕の場合は、机が先生の部屋の前にあるので、いつも早く来るように心掛けています(笑)。でも、これは社会に出れば当たり前のことなので、僕は特にそういったことは気にしませんけどね。

「自分のやりたいことができる」

うちの研究室のいいところはやっぱり設備がすごいところですね。なかなかマシニングセンターとかでも高性能なマシニングセンターっていうのは大学にはないところが多いんですけど、うちにはそういった高性能なマシニングセンターもありますし、動力計にしても良い動力計があります。また、自分たちがこういうことがしたいっていうのがあっても、それに対して先生が応えてくれていろいろな設備を整えてくれます。自分のやりたいことが何でもできる環境にあるというのはすごい魅力的だと思います。

「留学生から受けた刺激と学会」

留学生2人が来たことですかね。普通なかなか研究室に留学生が来る機会ってないんですけど、まず慶應に来て驚いたのが、留学生が2人いて、英語がしゃべれるかっこいい先輩がいることでしたね。留学生って違うじゃないですか、感覚とかいろんな考え方とか。留学生のオンとオフの切り替えの速さとか、やり出したときの集中力の長さっていうのはすごいビックリしましたね。あー、これが俗に言うドイツ人の集中力かっていう。
研究の面では、僕の研究は結構企業との報告会も多くて、学会での発表もしたんですけど、そのとき先進の研究ということでいろんな人から質問されたり、注目されたのはすごい嬉しかったですね。藤詞郎研で新しいことをやってるからいろんな人が注目してくれるっていうのもあるんだと思うんですけど。

「自由に研究をさせてくれる」

意外に適当ですねっていう(笑)。見た感じものすごい恐くて厳格でビシッビシッビシッていきそうなんですけどね。もちろん締めるところはちゃんと締めつつも、普通の教授にありがちな固定観念でものを言うのではなくて、自由なところは自由だし、適当なところは「やっちゃっていいよ」みたいに学生に権限を与えてくれるので、そういうところはすごい面白い研究室だと思いますよ。
普通に外から見てるとしゃべりにくいですけど、しゃべって普通な話をしたら意外とノってきてくれるので、見た目よりもしゃべってみた方がいいですよ。

「青山・柿沼研で楽しく研究しよう」

僕自身は大学院から慶應に来ました。右も左も分からない状態で、3年生よりもどちらかというと入りにくい状況ではあったんですけど、この研究室入ってみんなと仲良く楽しく過ごしています。うちの研究室はすごく雰囲気がいいし、どんな人でも受け入れてくれるし、3年生でもやる気さえあればどんどん主役になって研究できるような土壌があると思うので、ぜひみんなうちに来て一緒に楽しく研究しましょう。
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「メンバーと尊敬できる先生たち」
やっぱり一つはメンバーの人の良さですね。理系っていうともっさりした感じの人が多かったり、研究に没頭していてあまり社交的じゃなかったりするんだけど、ひとたび研究室に来てみればワーワーしゃべることもあるし、研究に向かってパーっと散ることもあるしって感じでメリハリが効いていて、いい奴がいっぱいいるなと思います。いい意味で理系っぽくない人が多いんじゃないかな。
研究面では、地味な研究が多いんだけど、地味だからこそ堅実な研究が行えるところがいいと思います。決してロボットを研究している研究室のような派手なハードがあるわけではなし、建築系のようにデザインとか華やかな建造物などの結果はないのですが、理論をしっかりと踏まえた上での地に足のついた研究が
行えるところが僕は気に入っています。
また、柿沼先生の存在は大きいですね。より学生に近いポジションにいるから相談もしやすいし。それによって研究がスムーズに行えています。
あと、必要な設備や装置が充実しているのも藤詞郎研の魅力だと思います。それも青山教授が充分な研究費を稼いでくれているおかげなんですよね。研究室に入って知ったのですが、教授って結構大変なんですよ(笑)。研究費を稼ぐためにあちこち奔走して学会出たり、申請書書いたり、ミーティングしたりと、バイタリティないとやっていけない仕事だと思います。そこは本当に尊敬しています。

「雑用が多いところ」

なんだろうねぇ。でもやっぱ雑用が多いところじゃないかな(笑)。(田中将之さんは去年まで雑用係担当でした。)雑用係ってどんだけ名誉職なんだよ(笑)。
とはいっても、一つ社会の縮図を学ぶということでそれもいいんじゃないですかね。やっぱり研究だけではなくて、研究のための装置を買う手配だったりとか、部屋を片付けたりだとか、申請する書類を書いたりだとか、そういう雑用をこなしていかないとやりたいことはできないなぁと。だから、本題に入るまでのいろいろな準備が大変だなぁとは思います。

「ものづくりを実体験できる」

一つは外に開かれた研究であること。もう一つは地味だからこそ地に足のついた研究ができるということ。そして、生産加工っていう意味では「ものづくり」かな。今までイメージしていたものづくりっていうのは、もうちょっと華やかなイメージだったんだけど、本当に“ものをつくる”っていうのは切削や軸受、フィクスチャなどある意味では泥臭くて地味な部分があって始めて成り立つんですよね。
うちの研究室では、例えば解析であれば解析ソフトだけじゃなくて実際に実機があり、現象を目で見れます。切削であれば削ったものが実際に手にとって見れます。ということで、シミュレーションのようなソフト面の研究もあるのですが、実際に機械で切削するハード面の研究もあって、自分でものを削ってものをつくるという「ものづくり」の過程を実体験できるところが私たち生産加工系の研究の面白みなんじゃないかなと思います。

「留学生との交流と対外活動」

最近だと留学生のユアンとトーステンと遊びに行ったことですね。研究室にいる時間の意外の場所でいろいろ遊びに行ったことが楽しかったです。
研究では、企業ミーティングとか学会とか、外に向けて何かすることかな。はっきり言って準備はめちゃくちゃ大変なんだけど(笑)、実際学会発表すると「おー、一つやったぞ俺は」みたいなところもあるし、論文に載って冊子になってきたりすると「おー、一つ成果じゃん」みたいなところもあります。ミーティングも、共同研究の企業から「こういう特許が・・・」とか「実用化のためには・・・」といった実際の現場に近い話が聞けて、それに自分が参加できてるっていうのは興味深いっていう意味で楽しいですね。

「バランスの取れた人間味のある先生」

3年生のときは授業で1回か2回くらいしか見たことがなくて、たまに全体説明なんかのときにひょこっと出てきて、なんとなく無愛想っていうか(笑)、なんか恐いなぁ、さすが主任だなぁっていう感じのオーラを出していたんだけれども、研究室入ってみると思いのほかフレンドリーで、すごい絡んでくる先生だなって印象がありましたね。ぶっちゃけ4年生のときは僕が成果を出せていなかったので絡みづらかった感はあったんですが(苦笑)。やっぱり研究がちゃんとしていないと気まずくて絡みづらいんだけど、うまくいったときはちょんと「よくやったな」と言ってくれるし、面白い結果出したら「それいいじゃないか」っていう反応もしてくれます。逆にだらしないと「おい、ちゃんとしろ」というのも言ってくれます。そういう意味で人間味がある先生。ある意味ではフレンドリー、ある意味では厳粛っていうすごいバランスが取れた人なのかなぁと思います。

「自分なりの軸を持つこと」

何か一つ自分のこだわりをもって研究室を決めて欲しいなと思います。人間性とかでもいいし、興味の分野だってことでもいいし、ぶっちゃけ研究室行ってみたら綺麗だったっていうのでもいいし、そういう一つここが好きだなって思える何かを持って選んで欲しいですね。あとは、選ぶときに取捨選択しなきゃいけないと思うから、自分の“外せないこと”を先に考えておくこと。「俺は実機のある研究室で、ものに触って研究をしたい」だとか「将来建築系に進みたいから、建築になんらかの形で関わっている研究じゃなきゃ嫌だ」とか、何か自分の軸を持って、そこだけは外せないっていう意思を持って選んでいけば選びやすいし、入った後も後悔しないかなと思います。

2013年度の研究室説明会は以下の日程で行います

11/25(月) 16:30〜 @ 14棟 2階 DR7
11/29(月) 12:30〜 @ 14棟 2階 DR7

研究室見学は随時受け付けていますので、いつでも07棟(TC棟)201号室にお越し下さい。研究室選びは就職活動と同じく、多くの研究室に足を運んで実際の雰囲気を確かめることが大切です。多くの3年生が見学に来てくれることを研究室メンバー一同心よりお待ちしております。

青山・柿沼研究室に関してご質問がございましたら下記E-mailにてお問い合わせください。

  noma@ams.sd.keio.ac.jp(修士課程1年 野間)

 

   
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